メニューを飛ばして本文へ移動する

特別支援教育

教員一覧

Pick Up!

教授 見上昌睦

氏名 見上 昌睦(けんじょう まさむつ)
所属 特別支援教育研究ユニット
出身地 山口県
最終学歴 金沢大学大学院教育学研究科修士課程
取得学位 博士(教育学)(東京学芸大学、2012年)
本学着任 1999年

特別支援教育に配慮した教育実践の創造を

専門の研究テーマについて

特別支援教育における言語障害児教育です。その中の話し言葉の流暢性の障害である 「吃音」に関する教育的支援を専門にしています。吃音をはじめ言語障害のある子供の多くは通常の学級に在籍していますが、学級担任による配慮?支援や通級による指導等における専門的な指導のあり方について検討してい ます。

大学教員に進むことになったきっかけについて

私自身に吃音があり、「吃音のことをもっと知りたい」と思ったためです。特別支援学校教諭から私立短期大学の児童福祉学専攻(保育士養成課程)の助手(助教)に転身しました。2016~2019年度の附属幼稚園長職にも生かせた有用な経験や出会い(「はらぺこあおむし」翻訳者の故森久保仙太郎先生とも交流)も多くありました。本学着任後、2003年度後半に米国イリノイ大学に滞任(研修)させていただき、関係する分野の世界的な研究者と交流したり、 教示をいただいたりしたことは大きな財産になっています。

研究成果の教育への還元について

吃音を中心に言語障害のある子供の教育相談については、本学特別支援教育センターで担当し、学生共々学ばせていただいています。研究成果については、大学の授業や言語障害通級指導教室の研究会等で紹介するようにしています。初年次の授業科目「特別支援 教育と介護入門」のテキスト(共著)を2019年7月に刊行しました(2021年9月に第2版刊行)。

こだわりの物?考え?モットーについて

国際音声言語医学会(台湾?台北市)における ePosterセッションの様子
子供の指導?支援に際して、「遊び」の要素を取り入れることを考慮しています。たとえば、カメのぬいぐるみにゆっくりとした話し方を喩えるなど「言葉遊び」の感覚で話し言葉の流暢性を促すように工夫したりしています。

福岡教育大学で学ぶ学生に一言

附属幼稚園では、チームワークの大切さや、 園児と家族、職員が“自己発揮できる”、“居心地のよい”環境づくりなどについても学ばせていただきました。学生の皆さんには、専門性を身に付けながら、子供達が自分らしさを発揮しやすいアットホームな学級を育んでいける教師になってほしいと願っています。また、特別支援教育にも配慮した教育実践を創っていっていただけることを願っています。

准教授 韓星民

氏名 韓 星民(はん すんみん)
所属 特別支援教育研究ユニット
出身地 慶尚南道?固城郡(韓国)
最終学歴 立命館大学
先端総合学術研究科
先端総合学術博士課程
取得学位 博士(学術)(立命館大学、2011年)
本学着任 2012年

支援機器を活用した視覚障害教育

専門の研究テーマについて

ロービジョン学会で座長を務める様子
視覚障害教育を担当しています。特に、触覚?点字?支援機器に関する研究が専門です。視覚障害者は、視覚情報を補うため多くの支援機器を使用しています。支援機器は、通常の生活場面だけでなく、就学?就労場面に至るまで必要になるため、早期からの教育が大切になります。科学の目覚ましい発展は視覚障害児者の生活を便利にしています。

大学教員に進むことになったきっかけについて

視覚障害者のための支援機器メーカーに勤めていた際、障害関連学会に誘われたのが研究を再開する切っ掛けとなりました。大学院修士課程を終了後会社勤めをしていたのですが、博士号を取りたいと決心し、会社の名刺以外に、「フリー研究人」という名刺を作って学会活動を始めました。博士号審査委員であった東京大学先端科学技術研究センターの中邑教授のお誘いで、東大先端研の研究員になったのが本格的な研究生活の始まりでした。

研究成果の教育への還元について

ベトナムで視覚障害教育を担当できる教員養成を行う様子
支援機器の開発経験と盲学校生活で得られた現場知に基づいた教育を試みています。とくに視覚障害教育で必要な支援機器に関しては、授業や教育相談を通じて自由に使いこなせるレベルまで教育を行っています。

こだわりの物?考え?モットーについて

触覚に関する研究に興味を持ってから、木材や家具をはじめ、あらゆるものの手触りについて調